2018年03月21日

高尾山

多摩の史跡案内  〜その36〜
    高尾山 

ミシュランの三ツ星を獲得して、
超有名になった高尾山。
有名になったのは、ここ数年かもしれませんが、
実は高尾山は昔から、人々の信仰の場として
親しまれていた場所なんです。


私も行けば行くほど
興味を持つものが増えてしまい、
今では毎月一度は訪ねるように
なってしまいました
どんな所が魅力なのか。私の興味目線で
お答えしたいと思います。


まずここに載せるくらいですから、
新選組にチョッと関係がありますよ。
それは「甲陽鎮撫隊」として
新選組が活動したとき、この高尾山の脇にある
「小仏関所」を通って甲府に行ったのです。


小仏関所は甲州道中では、必ず通る場所です。
彼らも勿論、通っていきました。

小仏関跡1
小仏関跡1 posted by (C)ルンちゃん


そして甲府で新政府軍と衝突し、
再び同じ道を逃げ帰ってきたわけですが、
その時に一部の隊士が、高尾山に隠れた
ともいわれているのです。もちろんその後すぐに、
江戸に向かったようなんですけどね。


そんな高尾山には、江戸時代の代官である
江川太郎左衛門が植えさせたという
「江川杉」が今も残されています。
これが丁度、土方歳三さんや近藤先生、
沖田総司さんらが生きていた頃に
植えられた木々なんですよ。


江川杉
江川杉 posted by (C)ルンちゃん


総司さんたちと共に生き、
そして今も生き続けている杉の木々。
そう思うと、それらの木々がすごく愛おしくて、
そこに行く度に、幸せな気分になるのです


他には毎年、夏の開花の期間だけ門が開く、
シャクナゲ(石楠花)園があります。


今だけ見られます
この時期だけ見られます posted by (C)ルンちゃん

階段を降りていくと
階段を降りていくと posted by (C)ルンちゃん


シャクナゲももちろん綺麗で良いのですけど、
実はこの園の中に「飯盛スギ」と呼ばれる杉があります。
この杉は樹齢500年ともいわれる巨木で、
樹形が円錐形で飯盛りの形ににていることから
この名前がついたといわれています。


高尾山では有名な杉の木なんですが、
普段は近くまで行かれません。
そのせいもあって知らない人も多いのです。
でも、このシャクナゲ園が開かれるときだけ
真近で見ることができるんですよね〜


また江戸時代の人々が大山に至った道を
ほんの少しだけ体験できるのが、
このシャクナゲ園なのでした。
(大山への道は、現在は通行止めです)


他にも、新選組が登場する「大菩薩峠」を執筆した
中里介山が一時滞在していた地が、ここ高尾山です。
また、あまり知られていないかもしれませんが
弁天様の洞窟などもあるので、いろいろと
江戸時代が満載なのです。
(あっ、介山先生は昭和の時代ですけど…)


高尾山は、いろいろな訪ね方があります。
景色を眺めたりお花を見たり、友達とわいわい
歩くのも楽しいですよね。


でもわたしのように「江戸時代を感じてみたいな〜」
と思う人は、ここにご紹介した場所を訪ねてみると
面白いと思いますよ
よかったら、行ってみて下さいね。


今日の記事はいかがでしたか?
「今日読んだよ、面白かったよ、役に立ったよ」の印に
応援クリックを頂けますと私の励みになります。

⇒ 歴史ブログ 幕末・明治維新

クリックをたくさん頂いた記事を、
今後の記事アップの参考にして、
もっと楽しい記事を作っていきたいです^^(ルンちゃん)
 
新選組のチョッと話 トップページに戻る
posted by ルンちゃん at 23:07| Comment(0) | ・多摩の史跡案内 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年03月15日

この主人公は誰だ?

最近手に入れた本ですが、
面白かったのでご紹介しますね



新選組颯爽録 [ 門井慶喜 ]
光文社


「小説宝石」に載っていた物語で、
6作の短編小説なんですよね。
(下記カッコは発表号)


1.馬術師範(2013年10月号)
2.芹沢鴨の暗殺(2013年12月号)
3.密偵の天才(2014年3月号)
4.よわむし歳三(2014年6月号)
5.新選組の事務官(2014年9月号)
6.ざんこく総司(2015年1月号)


物語の題名を見ただけでも、
何となく内容がわかりそうなのもありますけど、
まったくわからないものもあって、
それがすごく気になったんです。


例えば「馬術師範」とは、誰のことかわかりますか?
それは安富才助のことなんです


安富才助は大坪流馬術の遣い手で、
実際に新選組内で馬術師範を務めた人です。


この物語にも馬術師範として登場しています。
彼は新選組に入隊して7ヶ月で
馬術師範に抜擢されます。


すると今まで口を聞いたこともない人からも
「安富先生」なんて声をかけられるように
なるのです


そんな彼が、なぜか再入隊してきた
阿部十郎から、嫌がらせを受けるのです。


例えば、道場では立会いと称して
皆の前で安富に恥をかかせたり、
安富の留守中に、
馬を勝手に厩舎から連れ出し、
座敷に放ったりされるのです。


そして阿部十郎の思惑通り、
安富の評判はがた落ちとなります。
周辺にいた人々は皆、安富から
離れていきました。でも、そんな彼に
近藤勇が弟子入りするのですよね


2人の師弟関係は、
わずか数ヶ月で終わりましたが、
その時の稽古が後日近藤を救うのです。


さて、題名だけでは誰かわからいない
主人公の第二弾は「密偵の天才」です。


「密偵」といわれて思い出すのは、
昔のテレビでしたら「山崎蒸」ですよね。
山崎は、変装姿でよく登場していましたっけ。


でも最近では、山崎以外の人が描かれます。
例えば斎藤一とか
ただし、この物語に登場する「密偵」は、
山崎でも斎藤でもありません。
実は橋本皆助なんですよね。


沖田総司が認める腕前を持つ
久万山要人(くまやまかねめ)が斬られた
との報告に、総司は自ら現場へ向かいます。
それは真偽を確かめるとともに、
「剣客としての好奇心」というのも
あるのですが…。


下手人として、
直前まで久万山と一緒にいた隊士
穂積小三郎が疑われます。しかし、
話はそれほど簡単ではありませんでした。


そして密偵らしき人物が、次々と
登場していきます。
いったい真犯人はだれなのか。
話が進行するにつれ
面白くなっていくんですよね〜


そして題名だけでは主人公のわからない
「新選組の事務官」は、尾形俊太郎が登場します。


新選組のような剣客集団には、
ろくな教養の持ち主などいないだろう。
だから自分のような文吏は
貴重な存在になるにちがいない。


だからすぐに新選組に入れるだろう
と思って新選組にやってきた尾形は、
思惑通りに新選組に入隊することに
成功したのです。


でも「文吏の換えはいくらでもいる」
との近藤の言葉を聞いて尾形は
生きた心地がしませんでした。


そんな尾形の前に「文吏の換え」
とも言うべき人物が現れます。
果たして尾形の運命は?


そんな3話を含む全6話。
どのお話も面白かったので、
あなたも機会があったら
是非読んでみて下さいね



新選組颯爽録 [ 門井慶喜 ]
光文社

今日の記事はいかがでしたか?
「今日読んだよ、面白かったよ、役に立ったよ」の印に
応援クリックを頂けますと私の励みになります。

⇒ 歴史ブログ 幕末・明治維新

クリックをたくさん頂いた記事を、
今後の記事アップの参考にして、
もっと楽しい記事を作っていきたいです^^(ルンちゃん)
 
新選組のチョッと話 トップページに戻る
posted by ルンちゃん at 00:12| Comment(4) | 新選組の本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする