2008年03月05日

「天然理心流展」に行ってきました^^


先日 こちらでも告知しました
「八王子の天然理心流展」レポートです。


場所は八王子市民会館の向かいにある
市立の郷土資料館です^^
館内に入ってちょうど正面の特別展示室が
今回の会場です。


建物全体からみれば
そんなに広いエリアではありませんが、
見たことのない資料ばかりが展示されていたので
見ごたえは充分ありましたよ!


展示資料としては
近藤内蔵之助、坂本三助、増田蔵六

関連資料が主なものでしたが、それ以外にも
内蔵之助の高弟 小幡万兵衛や、
山本満次郎、松崎和多五郎
など


天然理心流を知る人にはお馴染みの人物の資料があり、
どれも興味をそそるものでした。
(近藤勇関連の品物もチョッとだけあります^^)


全部についてお話したいところですが、
どうやっても語りつくせそうにもないので
「これは」というものだけをご紹介しますねわーい(嬉しい顔)


まず目を引くのは
近藤内蔵之助が門弟に渡した(発行した)
剣術切紙です。


これは1793(寛政5)年12月のもので
現存する中で最も古い伝法状(免状)
になります。
そんなに長いものじゃありませんが、
寛政5年の文字がしっかり確認できます。


文章のなかには「口傳」の文字もありますよ。
いったいどんな風に
技を口伝されたのでしょうね。


三助の出した序目録の添状も
現存の中で最も古いものだそうです。



ちなみに添状とは
出稽古先で個人の実力が
一定の基準に到達したと認めた際、
その場で目録等の免状は作れないため、
「後でお渡しします」
という約束書みたいなものを書くのです。
それが添状と呼ばれるものです。


展示されている三助の添状のうちいくつかは
まだ二代目を継ぐ前のもので
内蔵之助の許可のもと書いたものです。
(見習い期間ということでしょうか)


二代目を継いだ後のものも展示されていたので、
時間の経過が感じられて、なかなか面白かったですよ。


増田蔵六のものはお馴染みの肖像画もありましたが、
気になったのは「剣術形名記」「印可」です。


増田蔵六はとても几帳面な方で、
天然理心流の切紙から免許までの形について
解説や要点を書面ですべて残しているのです。



「印可」は流派の奥義が問答形式で書かれてあります。
それらは「他見他言不許」「一子不伝」と記されてあり
今まで公開されることがほとんどありませんでした。


また公開されても、どちらも冊子になっているため、
中身すべてを見ることはできません。
今回も見学できるのは表紙だけとなっています。


その点は残念なのですが、なんと今回は
同時に販売された図録のほうに
その中身がすべてカラーで載せられてあり、
内容を確認することができます。



今回この図録が
展示品以上に内容豊富なのです!わーい(嬉しい顔)
(買って損はないですよ^^)


「剣術形名記」と「印可」は
天然理心流資料としては超1級品で、
天然理心流を知るうえで貴重な資料です。


その他にも、
あまり残されていない棒術についての
史料も見られるので今回の特別展は
私にとってはとても勉強になるものでした。
見学できてよかったですわーい(嬉しい顔)


3月15日から展示品の入れ替えが
多少あるらしいので、
是非もう1度、足を運びたいと思います。


興味のある方は
是非行ってみてくださいね。


ちなみに特別展示室以外にも
八王子の歴史資料が多数ありますので、
時間があったら他の展示品もご覧くださいネ。


時間のない方も、
2階にも少しだけ八王子千人同心と
天然理心流の資料がありますので、
そちらも見逃しなく…^^

八王子の天然理心流の図録
八王子の天然理心流の図録 posted by (C)ルンちゃん
今回の図録です。表紙も凝ってますよね^^



八王子市役所HP
⇒ 八王子郷土資料館

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posted by ルンちゃん at 10:40| Comment(0) | TrackBack(0) | ◇新選組関連の『特別展』 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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