新選組版「今日は何の日」です。
1863(文久3)年3月。徳川家茂が、
将軍としては230年ぶりに上洛した際のこと。
源三郎の兄、井上松五郎も
八王子千人同心のひとりとして
将軍警護のため、その一行に同行していました。
将軍らは在京中、
攘夷問題で朝廷と交渉を続けていましたが
なかなか進行せず、6月になってやっと
江戸帰還の運びとなり、船で江戸へ戻るため
6月9日、大阪へと下ります。
11日。家茂は乗船し無事江戸へと出立しました。
八王子千人同心たちは、将軍の船を見送った後、
東海道を江戸へと戻ることになります。
その前日のこと。
井上松五郎の帰郷に際し、
大阪で『送別の宴』がありました。
在京中に松五郎は、
新選組内で起こったトラブルについて、
土方歳三や井上源三郎らに幾度となく
相談を持ちかけられているんですね。
(傲慢になった近藤のこととかね…^^;)
そんな相談役とも言うべき松五郎に
お世話になったお礼も兼ねて、
近藤と芹沢から酒一升が
餞別として贈られたようです。
それを受けて夕方から、
浪士取締りの件で大阪に下っていた隊士らと
土方、佐伯が合流し送別の宴となりました。
(参加メンバーは一説による)
それは1863(文久3)年6月10日のことです。
懇意にしていた近藤・土方らはもちろんのこと、
芹沢や平山ら、芹沢派も交えての宴会です。
よほど松五郎さん、近藤派のみならず
新選組の内々のことまで
相談されていたようですね。
この日、芹沢鴨は特に問題を起こすこともなく、
松五郎は彼らと思う存分、
別れを惜しむことができました。
そして翌日、
井上松五郎は他の千人同心たちと共に、
江戸の帰路についたのです。
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今日は、そんな日でもあったんですね。
井上さん、送別の宴の時とても楽しかったんでしょうね。
今日は、幕臣取り立ての日でしたね。
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勇春さん こんばんは。
松五郎さん在京中には、何度か宴を開いているようです。
やはり頼りになる方だったのですね。
それに、同郷の人とのつながりは、今思う以上に強かったんでしょうね。
ちょっぴり羨ましいです。