2012年08月25日

二条城展


今、江戸東京博物館で
「二条城展」が開催されています。
夏休みを利用して、
私も見学に行ってみましたよ。


江戸東京博物館 開館20周年記念特別展
二条城展
 
期間:7月28日(土)〜9月23日(日)



京都の二条城はとても有名な場所ですよね。
修学旅行の見学先としても、
沢山の学生さんが足を運んでいます。
かくゆう私も二条城に初めて訪れたのは、
修学旅行の時でした。


その二条城は今、
築城以来の大修理を行っている真っ最中なんです。
そういえば、昨年の9月でしたっけ? 台風の影響で、
二条城の北方多門塀などが剥がれ落ちたという
ニュースがテレビで流れたのは…


築城から400年も経っているのですから、
台風の影響じゃなくても、いろいろと
痛んでいる箇所が出てくるのでしょうね。
今回はその修理に合わせての展示だそうですよ。


つまり、
本来なら京都でしか見られない彫刻などが、
修理にともなって外されていて、
それが東京まで運ばれ、
江戸東京博物館で
展示されているというわけです。


これって時間や費用の面でとってもお得で、
すごくありがたい気がしませんか?
私はそう思って出かけてみたんですけど、
実際に展示品は、
すごく見ごたえのあるものでしたよ。


さて、それでは中の様子などお伝えしますね〜
見学のコーナーは6つに分けられていましたよ。


第1章 二条城創建 ―京に響く徳川の天下―
第2章 二条城大改築 ―東福門和子の入内と寛永の行幸―
第3章 寛永障壁画の輝き 
  ―日本絵画史最大の画派、狩野派の粋―
第4章 激動の幕末 ―大政奉還の舞台として―
第5章 離宮時代 ―可憐なる宮廷文化の移植―
第6章 世界遺産二条城 ―文化財を守る・伝える―



二条城は、徳川幕府の始まりと その繁栄、
そして終焉までの大事な各場面に
関わってきたお城です。


例えば、将軍が参内するにあたっての拠点でしたし、
大阪の陣においての家康の本陣でもありました。
将軍家の姫君・和子(まさこ)様の入内や、
後水尾天皇の二条城行幸の舞台ともなっています。


そして、大政奉還は
あまりにも有名なお話ですよね。


その江戸幕府の始まりから終わりまでを、
建物内の障壁画や屏風、彫刻等をメインに
展示紹介しているのが
今回の特別展の特徴です。


第1章 二条城創建 ―京に響く徳川の天下―

こちらでは、二条城の屋根にある「鬼瓦」や「鯱瓦」など、
普段なら近くで目にすることができない部分を
じっくり見学することができますよ。


顔やウロコの部分がはっきりしていて、
海獣のシャチとは違う架空の動物「鯱」の
正体を知ることができます。


「洛中洛外図屏風」の展示は、
当時の洛内の様子を感じることができますね〜。
京都に行けば必ず目にする二条城なんですけどね、
屏風の風景と現代の風景とは、やはり違います。


屏風絵の世界は、すごく華やかで活気がありますね。
屏風が大きいので、たくさんの人も確認できます。
すべてを見るとしたら、時間はかなり掛かりますね。


第2章 二条城大改築 ―東福門和子の入内と寛永の行幸―

徳川家(幕府)と朝廷が姻戚関係になった、
和子(まさこ・東福門院)様の入内に関わる展示品です。
和子様は、昨年の大河ドラマの主人公だったお江様と
徳川秀忠公の娘ですね。
(この辺りは大河ドラマの影響で、記憶に新しい^^)

和子様や後水尾天皇、
秀忠・家光公のゆかりの品々が見られました。


このコーナーで私が興味を持ったのは、
「釘隠し」です。
金色の大きな楕円形をしていて、
葵の紋の彫刻が施されています。
これは大政奉還の際に大名達を集めた大広間のある
二ノ丸御殿内の釘隠しです。


教科書にも載っている「大政奉還の図」にも、
しっかり描かれていましたね〜。
それを間近に見ることができたので、
よかったです。


今回の展示品の中で圧巻なのは、
第3章 寛永障壁画の輝き 
―日本絵画史最大の画派、狩野派の粋―

にある城内の障壁画ですよ。二条城内で見ると、
それぞれの部屋自体が大きいので、
ここまで極端に感じられないのかもしれませんけど、
今回のように展示されると、その大きさに圧倒されます。


障壁画は複数展示されています。
例えば有名な遠侍二の間にある「虎(豹)の絵」、
大広間四の間にある「松鷹の絵」など、
狩野派の描いた作品をたっぷり見ることができますよ。


私は動物が好きなもので、つい
生き物に目がいってしまいがちです。
描かれた虎や豹の足や、顔の表情、
また鷹の鋭い目や足など実物にも劣らぬ躍動感に
少なからず感動したのでした。


ただ、チョッと不満に思っていたのは、
遠侍二の間や大広間四の間などが、
城内のどの位置に配置されているのか
全くわからないことでした。
ですからイメージがつかみ難い。


「障壁画近くに、それぞれの配置図も付けといて欲しい」と
見ながら思っていました。


でもその後、展示品の奥の方に行ったら、
それらが全部わかるCG画像があったんですね。
各部屋の配置の他に部屋の立体的映像もあり、
これを見ることで全体のイメージもつかめます。
もし展に出かけることがあったら、
あなたにも必ず見て欲しいですね。


障壁画に圧倒され、
若干放心気味だったのですが、
このあと次のコーナーに行って、
肝心なことを忘れていたことに
気付きましたよ。


そうです。幕末時代をまだ見てない…


第四章 激動の幕末 ―大政奉還の舞台として―

ペリーの来航以降の
二条城に関わる品が展示されています。
家光以降、将軍が二条城を訪れるのは
この幕末時代なんですよね。


そしてその時、上洛したのが14代・家茂公です。


このコーナーには、
家茂公の肖像が展示されています。
私が見たのは、
川村清雄の描いた肖像画(8/26までの展示)です。


この絵は有名ですよね。
でもナマで見たのは初めてだったので、
すごく新鮮な感じがしましたよ。
家茂公がとても凛々しい。


それから陣羽織。刺繍が繊細で
当時の技術の高さにも驚きます。
他にも慶喜公の肖像画や軍帽などもありましたが、
ここで、気になるものを発見!


それは、新門辰五郎の遺品のひとつです。
「丸に三つ引き紋」の入った胸当なんですけど、
「近藤勇からもらったかも?」
  ← この辺が微妙^^;
みたいに書かれた品物なんですよ。


何でも今回の展示にあたって、
調査スタッフが遺品の寄贈者から
辰五郎の娘・祐は幼い頃に、
    近藤勇に背負ってもらったことがある

というエピソードを聞き取ったのだそうです。


実際に交流があったかどうかまでは、不明だそうですが、
(今までには聞いたことがないし…)
もし、これからその証拠が出てきたら、
いろいろと面白いことになりそうですね。


第5章 離宮時代 ―可憐なる宮廷文化の移植―
第6章 世界遺産二条城 ―文化財を守る・伝える―

こちらは明治以降の二条城で、
離宮として使用されていた時代、
そして市民に公開され、
世界遺産に登録された現代へと続きます。



見学してから既に1週間以上経ちますけど、
今でも強く印象に残っているのは、
あの大きな障壁画の数々と、
辰五郎さんの遺品の「胸当」ですね。


この二条城の大修理は、
完了までに20年もかかるそうですよ。
次回京都に行ったときには、
どこまで見学できるのかしら?


その辺りはわかりませんけど、
いつか再びかの地を訪れ、
あの障壁画の虎や鷹たちに
会ってみたいものです。

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