2014年10月04日

上から読んでも下から読んでも…


『新板大江戸名物双六』の10コマ目は
山本山茶です。
「山本山」といって
思い浮かぶことはありませんか?
もしや、あなたもテレビCMで
聞いたことあるのでは?
(チョッと古いけど^^;)


上から読んでも 山本山
下から読んでも 山本山



そうなんです。
このキャッチフレーズでお馴染みのお店が、
江戸時代の双六に載っているんですよね。
「日本橋 山本山」のお店です


あれ?でもたしか山本山って、
海苔のメーカーさんでは?
それがお茶?


はい、あのCM効果で
海苔がとても有名になりましたけど、
じつはお茶も取り扱っているんですね。
というより、お茶の方が先なんですよ。


山本山は元禄3(1690)年の創業で、
初代の山本嘉兵衛が
「宇治茶を多くの人に味わってもらいたい」と思い、
江戸日本橋に茶舗を構えたのが始まりだそうです。
(山本山 パンフレットより)


湿気の苦手なお茶は
保管の仕方がとても重要なんですが、
その保管法が海苔の扱いにも適していて、
それで戦後になって
海苔も同様に扱うようになった
ということのようです。


といっても創業の頃から有名店
というわけでは、もちろんありませんでした。


元文3(1738)年に、山城国の
永谷宗七郎という人が煎茶製造に成功し
江戸に売りにやってきました。


その時、どこの茶商も扱ってくれなかった製品を、
一人嘉兵衛だけが、その価値を認めて
売りだしたところが大評判となり、
一躍人気のお店となったのです。
※永谷宗七郎は、永谷園の創業者のご先祖様


その後も歴代のご当主方が、
いろいろな製品を開発して
今に至っているのでした。


さて、山本山の本店は日本橋にありますよ。
ちょうど今、店舗周辺は都市開発中で、
本店も、通りを1つ入った場所に
移店されています。


明るい店内に入ると
お茶や海苔のいろいろな商品が並んでいますね。
その中に茶器も見られますよ。
反対側には、喫茶室が設けられていて、
こちらでは美味しいお茶とお菓子がいただけます。


折角なので、私も喫茶室に立ち寄って
玉露茶&和菓子のセットを注文してみましたよ。
茶器にたっぷり入ったお茶の葉に
程よくお湯が入れられて運ばれてきます。


急須から茶碗にお茶を注いで、
口に含んでみると、お茶の香りと共に
ほのかな甘さが口に広がります。
上品ながらしっかりとした存在感もあり、
これはクセになりそうな味ですね。
とても美味しゅうございました。


店内を訪れた他のお客さんが
ご贈答の品を選んでいました。
私もいろいろな品を見て、
店員さんのアドバイスも受けて、
自宅用のお茶を購入しましたよ。
これで我が家でも、
美味しいお茶が頂けますね


日本橋には老舗のお店が沢山あります。
いろいろ見て回って、疲れたときには
山本山の喫茶室に入るといいかもしれません。


ちなみに三越前には「山本海苔」店がありますが、
「山本山」とは全く別のお店なので、ご注意下さいね。
こちらも創業1849(嘉永2)年という
歴史の古いお店なんですけど、
よく間違えられるそうです。(じつは私も^^;)

山本山ホームページ
日本橋 山本山
中央区日本橋2−10−2

日本橋 山本山
日本橋 山本山 posted by (C)ルンちゃん

※『新板大江戸名物双六』の絵は
  国立国会図書館デジタルコレクションで見られます。
  http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1310566

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posted by ルンちゃん at 01:00| Comment(0) | ・新板大江戸名物双六 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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