2016年10月10日

西光寺 〜近藤勇の坐像〜

多摩の史跡案内  〜その26〜

     西光寺(さいこうじ) 〜近藤勇の坐像〜



京王線「西調布」駅の改札を出て、
旧甲州街道へ。街道を、
日野・八王子方面(左)へ歩くこと3分。
中央高速道路をくぐる少し手前の左側に、
西光寺があります


西光寺の開基は聖天坊法師で、
応永年間(1394〜1428)とされています。
その頃は真言宗に属していましたが、
弁盛法印が移ったとき天台宗に改宗し、
今に至ります。


西光寺に安置されている多くの彫像は、
当時の様子を知る貴重な史料でもあります。
中でも市指定有形文化財である
観音三十三応現身像は、江戸時代の
最高級の彫刻の技が見られる彫像です。


また本堂の大日如来坐像は、
万治3年(1660)に月待講
(女性達が月夜に集まり月を祈る信仰)の
掛銭で造像した像で、体内に女性数名の名前と
頭髪を包んだ紙片が納められています。


慶応4年3月。
近藤勇率いる甲陽鎮撫隊が
江戸から甲府へと向かう途中、
この寺に立ち寄ったとの伝承があるそうです。


その際、上石原の氏神様である
若宮八幡神社の方に向かって、
近藤勇が戦勝を祈願したといわれています。

※ 過去記事 ⇒ 若宮八幡神社


またその時、西光寺の門前にある
名主の中村勘六の家で
歓待を受けたともいわれています。


近藤は村人たちの見送りに答えながら、
村境まで歩いたそうです。


近藤勇没後130年の時、
「近藤勇と新選組の会」が130年の記念にと、
近藤勇坐像建立委員会を立ち上げました。


そして、調布市の観光の一環
というかたちも含め、3年後の
平成13年10月8日に、縁のある
西光寺に近藤勇の坐像が建てられたのです。


調布、西光寺
調布、西光寺 posted by (C)ルンちゃん
こちらが、その坐像です


坐像の高さ1.5メートル。
台座の高さ約1.2メートル。
近づくと、意外なその大きさに圧倒されますよ


当時の近藤勇らが見たかもしれない
宝暦年間(1751〜64)建立の
本堂、庫裡、薬師堂などの建物は、
残念なことに明治12年の火災で
焼失してしまいました。


火災を免れた山門や楼門と、
坐像のとなりに建つ常夜灯が、
当時の様子を僅かに伝えています。


また7月になると、檀家から寄進された
大賀ハスが見事に咲きそろい、
参拝者の心を和ませてくれます。

調布の西光寺、山門
調布の西光寺、山門 posted by (C)ルンちゃん

西光寺
調布市上石原1−28−3

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posted by ルンちゃん at 21:57| Comment(0) | ・多摩の史跡案内 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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