2017年02月12日

鬼がいっぱい

最近、書店で見かけた本です。
タイトルに惹かれて読んでみました


総司の夢 [ 小松 エメル ]
講談社


2016年9月に出版された書下ろし作品です。
著者の小松エメル氏には、他にも
「夢の燈影(ほかげ) 新選組無名録」
という新選組を題材にした
作品がありますよ。


さてこちら「総司の夢」というお話は、
武州の試衛館時代の頃から始まります。
近藤勇の講武所の件がご破算になった頃に、
伊庭八郎が浪士組の話を持ってきます。


そして試衛館連中は、皆と協議の末
京都へと旅立つのです。
まあ、この辺りはよく見かける
新選組のお話なんですけどね。


このお話には、鬼が3人
(4人というべきか)登場します。
1人はよく「鬼」と言われる
あの人ですけどね


もう1人(とあと一人)も、
まあありかなとは思います。


でも最後のあの人は
意外な感じで、ですから反対に
その辺りの話の持っていきかたが
面白かったです


ただ、いろいろな場面で
鬼が登場するので、
それが誰を指しているのかが、
わかり難いところがあって、
チョッと読むのに苦労しました。


その辺りは、もう少し
わかりやすく描いて
欲しかったと思ったところです。


この本の主人公はもちろん沖田総司です。
この総司は、自身が「最強の剣士」
になることを願ってやみません。
ですから総司が最強と思う
芹沢鴨との対決には、人一倍
固執しています。


なにしろ、芹沢がいなくなった後でも、
忘れられずにいるのですから。


そして鴨と似ていると、
総司が勝手に思っている
大石鍬次郎にも執拗に
勝負を挑みます。


そんな総司に関わってくるのが、
石井亥之助(いのすけ)という少年です。
芹沢鴨を仇と狙っている彼ですが、
自分の腕では彼に太刀打ちできないことを
充分承知しています。


そしてもう一人、
総司と関わってくるのが
志乃という女医なんです。


「沖田総司と医師の娘」
「総司と女医」の設定は
よくあるパターンなのですが、
こちらはもう少し複雑な設定なので、
その辺りも面白い部分ではあります。


後半よりこの2人の正体がわかり、
話が面白くなっていくのです。


ちなみにこの本のタイトルである
「沖田総司の夢」ですが、
どこが夢なのかな〜と思い
読んでいたところ、
「夢や希望」の方ではなく、
寝る時に見る夢の方みたいです。


総司は、それまでは寝ても全く
夢を見なかったのだそうです。
しかし京に来て、いろいろな人と接し、
いろいろなことを思うようになって
夢を見るようになったのだとか。


最後に見た総司の夢は
どんなだったのでしょう?
その辺りも最後まで読んでみると
わかるので、機会があったら、
読んでみて下さいネ


総司の夢 [ 小松 エメル ]

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posted by ルンちゃん at 23:06| Comment(0) | 新選組の本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月05日

江戸の面白い商売がわかる本


本当に江戸の浪人は傘張りの内職をしていたのか?
山田順子著


上記の「本当に…」は私の言葉ではなく、
本のタイトルなんですよ。長いですよね〜


この本は、時代考証をされている著者が、
その立場を通してみた江戸時代の
職業紹介の本なのです。


時代劇で見る職業の代表的なものは、
クマさん、ハッつぁんが登場する大工さんや、
魚などを行商する人たち、浪人ならば
傘張りなどがありますよね。


でも、実際には他にも
沢山の職業があったのです。


ただ、お茶の間に見せるには、
どうしても「絵柄(見栄え)」の問題や
予算の関係で、描けない場合も
多々あるようなんですよね。


そんな、時代劇で出てこない職業も含めて
「江戸時代にはこんなものがあったんですよ」
と紹介しているのが、こちらの本なのです。


実際問題、浪人は傘張りだけ
していたわけではありません。
他にもやろうと思えば
いろいろできたようですし、
それに傘張りに適していた人達も
いたようです。 


また今、私たちの世界でもいろいろなものが
リサイクルされるようになりましたよね。
でも実は江戸時代には、もっとリサイクルが
充実していたのです。


え〜っ?!
こんなものもリサイクルされていたの?
というようなものも登場していて
面白いですよ。


お話は大きく7章に分けられています。
第一章 江戸時代でも公務員は憧れの職業?
第二章 粋で、いなせな生活が見える!?
    庶民のお仕事
第三章 時代劇では描けない、その職業の裏の裏
第四章 一攫千金を狙って!
    知恵を絞ったアイデア系お仕事
第五章 周囲から尊敬を集める「先生」
    と呼ばれる職業
第六章 江戸百万人の腹を満たす、フード産業
第七章 江戸の庶民を魅了した、
    ファッションリーダー的職業



現代の不景気な、「平成」という時代、
江戸時代の職業を知ることで、
もしかしたら不景気さから抜け出せる
新しい発見ができるかもしれません。


もちろん発見がなくても、
読むだけでも面白いので、
機会があったら、読んでみて下さいね


あっ、それからこの本、何気に
清河八郎や、山南敬介などの名前も
登場していますよ。


清河さんに至っては、二度登場しますが、
最初の部分は、なぜか商人として
登場しています。
(たぶん間違いだと思うのですが…)


そんな部分を確かめてみるのも
新選組好きには面白いかもです

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2016年09月10日

意外なことがわかる本


2016年3月に刊行された
伊東成郎氏の新選組最新夜話


この本には、本当にこんなことがあったの?
と思うような、面白い新選組隊士の話が
載っていますよ



新選組最新夜話 [ 伊東成郎 ]


例えば近藤勇は、とある店の番頭さんに、
自らおもてなしをしたそうなんですが、
された方はとてもありがたくない
(というか恐ろしい)出来事だった
と思うお話や、


土方歳三には得意技があったようですが、
その得意技を外した、土方も恐れた男が
新選組内に2人いたらしいというお話。


それから、土方歳三がある場所から
貰って来た像を、近藤勇が大層気に入り、
その像を屯所の神様として崇めた
というような話などもありました。


もちろん、近藤勇や土方歳三の話だけではなく、
新選組に好意的だった医師の松本良順先生や、
新選組隊士たちに愛されていたナースの話など、
今回も盛り沢山でしたよ


ちなみに「第一章 江戸・京都の新情報」 には、
14個のお話が載っています。
「第二章 傍証新選組」では7個のお話。
そして「第三章 その後の新選組」には6個と
他に2つのお話がありました。


どれも知らなかったお話なので、
とても得した気分です。


新選組については、もうほとんどのことは
知っているつもりでいましたけど、
まだまだ知らないことがありますね。


あなたも、新選組の主なことは
もうあらかた知っていても、たぶんこの本を読んだら、
「こんな話もあったんだ」って驚くことと思います。


もっと新選組のことが知りたいと思っているのでしたら、
どうぞこの本を読んでみて下さいネ。


もちろん、新選組について
まだまだ初心者の方でも楽しめますよ
新選組についての意外な一面を
知ることができるので、得した気分になれます。


伊東氏の本は、いつも
新しい情報がてんこ盛りなので、
見るのが凄く楽しみです


ということで、書店で見かけたら
チョッと手に取って見てみて下さいね。



新選組最新夜話 [ 伊東成郎 ]

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