2019年04月23日

宝塚にあの武士が…

少し前のニュースですけど、
また宝塚歌劇団で、新選組を題材とする
ミュージカルが登場するようですよ。


またというのは、今までにも何度か
宝塚歌劇団で、新選組を題材とする
ミュージカルがあったからです。


例えば「星影の人」は、
沖田総司を主人公とした
祇園芸妓の玉勇との恋物語でした。


当時は「ポストベルばら」の扱いで、
どんな舞台になるのか、注目の的でしたよ。


また「誠の群像 -新選組流亡記-」は、
土方歳三が主人公の、司馬遼太郎氏の
「燃えよ剣」と「新選組血風録」を
題材としたお話でしたね。


そんな宝塚歌劇団が、
次回の舞台として選んだのが
「壬生義士伝」なのです。そうです。
あの吉村貫一郎が主役の物語ですよ。


「壬生義士伝」は今までに
テレビや映画で映像化されていますよね。


例えばドラマでは、2002年に渡辺謙さんが
吉村貫一郎役を演じていました。そして
映画では2003年に中井貴一さんが
吉村寛一郎を演じていて、どちらも
とても印象が強かったのを覚えています。


それが今度は舞台化されるというわけです。
しかも女性が吉村を演じるという…


前作の2つの「壬生義士伝」が、
とても男性的な物語だったので、
それがどのようになるのか、
見ものであると同時に、
チョッと不安でもありますね。


まあ、そうはいうものの、
たしか最初の「星影の人」上演の時も、
主役の汀夏子さんは、いろいろと
言われていました。でも見事に
汀総司を演じきったのですからね。


今度の舞台も、
素晴らしい新選組の舞台になるよう
期待したいです。


さすがに宝塚までは行かれませんけど、
7月26日から9月1日の間に行われる
東京宝塚劇場での舞台には、行きたいものだ
と思っている、ルンちゃんなのでした。

⇒ 「壬生義士伝」舞台の記事はこちら


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2017年07月27日

「士魂 Remenber」を観ました


先日の日曜日(つまり2017年7月23日)に、
友人のKちゃんといっしょに、
新選組の舞台を観てきましたよ〜


以前、新選組の舞台を観たのは、
2009年2月に行われた勝野洋さんの
『新撰組情話 京都・雨月の恋』以来ですから、
8年ぶりっていうことですね。


あれからそんなに経つんだ、早いな〜
という思いと、それまで新選組舞台に
巡り合えなかったのか、という
驚きの気持ちもあります。


ですから、久しぶりの新選組舞台を、
それはそれは、すごく楽しみに
していたのですよね


さて、今回の舞台は
「士魂 Remenber」
日時:2017.7/20〜23
場所:新宿シアターサンモール



新選組友の会主催の「近藤勇忌」や
「土方歳三忌」にも来て下さった
俳優の萬 雅之さんが出演される舞台です。


歴史上の人物を演じる方で、
その人物ゆかりの地を訪問したり、
お墓まいりにいらっしゃったりする方は
少なくありません。


もちろん新選組の芝居でも同様です。
今まで土方歳三のお墓参りに訪れた
俳優さんは多数いらっしゃいましたね。


でも萬さんのように、
「新選組友の会」主催の各忌を
訪れてくださった方は、
初めてではないでしょうか?
ですからその分、すごく親近感が持てましたし、
舞台にも興味を持ちました


さて、舞台当日。
主な出演者は下記のとおりです。


小野田誠司(沖田総司) 萬 雅之
近藤勇         土屋 貴司
山南敬助        東 武志
永倉新八        石田 大樹
原田佐之助       慈五郎
斎藤一         高橋 祥尚
芹沢鴨         月登
新見錦         大町 浩之
山崎亟         帆之亟
お梅          立石 由衣
明里          こばやしあきこ
小野田香苗       二木 智耶子
小野田翔太       今宮 空之輔
土方歳三        野口 尋生
他、多数の皆さんです。


ちなみに萬雅之さんは、
大河ドラマにも出演されていて、
「龍馬伝」では戸川信次郎役、
昨年の「真田丸」では、
前田利長役を演じていらっしゃいましたよ。


こちらの舞台では、
沖田総司を演じていらっしゃいます。


土方歳三役の野口尋生さんは、
アデランスのCMに出演されていました。
そのせいでしょうか。お土産で
シャンプー&リンスの試供品を
いただきました(笑)


その野口尋生さんは殺陣・士魂流水の会を
主宰されていらっしゃるので、
今回のお芝居も殺陣シーンが満載でしたよ。


空間を上手く使っていて、縦横無尽に
人々が、刀がゆきかっていました。
その様子を、前から三列目という
超眺めの良い場所で見ることができたので、
ホント、舞台と一体化できた感じで
よかったですよ


それに、沖田総司の三段突き等、
笑えるシーンも満載でしたしね…
(三段突きで笑えるって? でも、それはヒミツ


二時間半(途中休憩あり)の舞台でしたが、
全く飽きることなく、とても楽しい時間を
過ごすことができたのです。


開催期間は4日間ほどで、私達が行ったのは
最終日でしたが、もっと長期で演じて欲しいとの
ファンからのお話もあるそうですよ。
でも、体力的に難しい……とか(?)


確かに舞台を観ている方は
エアコンで涼しい(寒いくらい)ですが、
演じ手の皆さんは汗まみれでしたからね。
舞台が近かったので、飛び散る汗も
しっかり確認できましたもの。


あれは、半端じゃないですね。
体力たっぷり使いそう。


まあ、連日やれとは言いませんけど、
またの機会に再び演じていただければ、
また見に行きたいとも、思っています


お芝居が終わった後は、出口ちかくで、
俳優さん達のお見送りを受けて…


萬雅之さんはもちろん、
土方歳三姿の野口尋生さんと
ツーショットの写真を撮らせて頂きました。
とてもいい記念です。楽しい一日を
過ごさせていただき、ありがとうございました。


ああ、やはりお芝居は楽しいですね。
またの機会に、こういう方法で
新選組を楽しみたいです

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ラベル:舞台 新選組
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2009年02月23日

「京都・雨月の恋」観劇レポート


勝野洋 芸能活動35周年記念特別公演
『新撰組情話 京都・雨月の恋』


観てきましたよ。
しかも今回、最前列!


会場の三越劇場はそんなに広くはないので、
役者さんがすぐ手に届きそうな位置に立ち、
自分も舞台に立っている錯覚すら味わえる席です。
勝野さんの男泣きの涙も、
はっきり見えましたね〜。


勝野洋さんといえば、
デビュー作「太陽にほえろ!」の
「テキサス」役で有名ですけど、
あれからもう35年。


その35周年の記念公演で、
新選組の近藤勇を演じています。


なんでも30年ほど前(ちょうど勝野さんの新婚時代)、
テレビで栗塚旭さん主演の「燃えよ剣」
を観たとき、勝野さんは不覚にも
号泣してしまったそうなんです。


幕府が崩壊してゆくことを知りながら、
その中で忠誠を尽くして一徹に生きる
近藤勇が好きになり、
以来いつかは近藤勇を演じたいと思っていました。


今回35周年公演にあたり、
奥様のキャシー中島さんが
「どうしても夫に近藤勇をやらせたい」
と熱望したそうで、そんな二人の思いが実を結び、
今回、近藤勇のお芝居ができあがったというわけです。


さて、出演者はこちらですよ。

近藤勇   勝野洋
菊路    川上麻衣子
小鶴    勝野雅奈恵
沖田総司  勝野洋輔
土方歳三  冨家規政
谷周平   井筒太一
斉藤一   藤田信宏
井上源三郎 山本悠介
藤堂平助  末宗慎吾
永倉新八  加藤大祐
桂小五郎  三浦浩一


他のみなさんです。


最初五木ひろしの歌が流れ
二人が登場する舞台の始まりだったので、
「これは歌謡ショーなの?」と内心驚きましたが、
場面が変わって
物語の本題に入っていったので、ホッ。


ストーリーは、朧月の夜、近藤勇が
芸妓・菊路を浪士たちから
救ったところから始まります。


自分を助け、名前を告げずに去った男性に
好意を持ちます。でも実は
菊路の弟は新選組に殺され、
以来菊路は新選組を憎んでいます。


自分を助けたのが、
新選組の近藤勇と知って態度を一変。


持っていた短刀で、
近藤勇を刺そうとまでする菊路。
しかし、近藤の実直で一途な人柄を
知ってしまった彼女には、
どうしても近藤勇を殺すことはできず、
苦悩します。


そんな「大人の恋」と共に、
若い沖田総司と医者の孫娘・美鈴の恋、
隊士谷周平と幼馴染の舞妓・小鶴の恋が絡んだ
甘く切ないストーリーが
『新撰組情話 京都・雨月の恋』
です。


大まかな話の流れは史実に沿っていますが、
ほとんどオリジナルといっていい作品です。
ですから史実としてみたら、
突っ込みどころ満載なんですけどね。


例えば、谷周平が登場しますけど、
ここでは探索方として働いているし
(最初山崎蒸かと思いました^^;)
話の途中で近藤に除隊扱いにしてもらい、
幼馴染の小鶴と長崎に
医学の勉学に向かいますしね。


突っ込もうと思えばきりがないですけど、
それはこれ、まったく別のお話と考えて、
楽しく見てきました。


今回のお話では、勝野洋さんの息子さんの
勝野洋輔さんが沖田総司を演じています。
ポスターの洋輔さんは、どこか幼さが残るような
頼りなげな様子があり「大丈夫かな〜」って
不安もあったのですが、
舞台を見てみたら堂々としたもので、
沖田総司の爽やかさがあふれていましたよ。


爽やかといえば、
谷周平役の井筒太一さんもステキで、
暗くなりがちな新選組のお話を
温かい雰囲気にしてくれましたね〜^^


殺伐とした話になりがちな新選組ですけど、
35年周年記念ということで、
人間味にあふれたストーリーに
仕上がっていました。


ただいくつか難点をいえば、
場面が多くてその間の雰囲気が、
どうしても損なわれてしまったこと。


そして菊路が
鳥羽伏見戦の場面に登場するところが、
奇抜というか、悲劇にしようとするための
安直すぎる展開で、
もう少し工夫が欲しかったですね。


休憩時間、ロビーで
キャシー中島さんをお見かけしました。


本当に仲のよいご家族というのが感じられ、
そのご家族が作った新選組ストーリー
という雰囲気がたっぷりです。


話の最後は、悲しい場面で終わるのですが、
勝野ファミリーの温かさばかりが
心に残る舞台でしたね。


舞台が終わった後の、ご挨拶では
1億円以上する「辻が花」の着物のご披露があり
目の保養もさせて頂きましたし、
今回近藤勇を演じるに至る話も
聴くことができて、
本当に勝野さんは近藤勇が好きなんだな〜
と実感しましたよ。


最後は息子さんとコンビであの
「ファイトー!一発ッ!」
の掛け声もあり、
和やかな雰囲気で舞台は終わり、
会場を後にしたのでした。

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