2015年03月14日

斉藤一、パンを食す


樹なつみ先生といえば、古いところでは
「マルチェロ物語」「朱鷺色三角」などの
ファッションや学園ものを手掛けた
漫画家さんです。


新しいところですと「花咲ける青少年」などの
世界各国を舞台にした、スケールの
とっても大きなお話を得意とする方で、
私ももう昔から大好きな漫画家さん
なんですよね


その、樹なつみ先生の最新コミックが
3月5日に発売されたのですが、
なんとその舞台が明治時代、
しかも主役が斉藤一なんですよ。


タイトルは 一の食卓(1) [ 樹なつみ ]
    ※「はじめのしょくたく」と読みます



なつみ先生の描くキャラクター達は
いつも魅力的です。そして
男性陣のビジュアルの良さも定番!


ですから、
読む前から期待はしていたのですが、
読んでみたら、やはり期待通りに
面白かったです


さてお話ですが、斉藤一たち
会津に残った新選組隊士らが
如来堂から脱出するところから始まります。


みな討ち死に覚悟の中で、
ひとり斎藤(=山口)だけは
この場から脱出することを考え
みんなを導き、建物から飛び出します。


そして舞台は変わり、明治へ。
なんと彼はそこで、フランス人の経営する
パン屋で下男として働くのです。
どうです?このギャップ。


とはいっても、お話はコメディではなく、
彼(明治なので藤田五郎)は理由あって
そこにいるのです。時には新選組時代の
腕も披露して、カッコよさ満載です。


また、この物語でもう一つ面白いのは、
明治という、新しい物が海外からいろいろ
入って来る時代、もう一人の主役の少女、
パン屋で働く西塔明(さいとうはる)を通して、
いろいろなお料理のレシピが
紹介されるところです。


住み込みの藤田五郎(=斎藤一)も、
それらをしっかり食べていますよ


史実の斉藤一も、きっと
明治になって新しい食べ物をいろいろ
食べたのだろうな〜と、なんとなく
想像してしまいます。


ですから、彼がパンを食べる場面は、
妙に印象が深かったですよ。


五郎を雇ったパン屋の主人
フェリックスさんも、なかなかの美形ですが、
本物の侍(=五郎)を見て鼻血を出すような
チョッと変わった面白い人なので、
9月に出る2巻も楽しみです。


しかも2巻では、
死んだはずのあの人も登場ですよ。
もし待ち切れないなら、
連載中の雑誌『メロディ』を見なくちゃね。

メロディ4月号は斎藤が表紙です^^


というわけで、『一の食卓』
まだご存じなければ、
本屋さんで確認してみて下さいね

 
一の食卓(1) [ 樹なつみ ] 

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2013年09月23日

菅野ワールド発売!

以前、こちらのブログでも紹介した
菅野先生のコミックが、9月20日に発売されましたよ。


誠のくに [ 菅野文 ] /白泉社


「誠のくに」は、今年(平成25)の
別冊花とゆめ4〜8月号で掲載されたお話です。
「会津幕末歴史検定」というのが9月15日(日)にあって、
その検定の開催記念っていう名目で連載されていました。


そのせいだったのか「会津幕末歴史検定」の申込用紙には、
「誠のくに」の発売日がしっかり告知してありましたね。
それで私も発売日を知ったのですけど。
(会津検定の受検はしていません^^;)


菅野先生の新選組コミックは、今までに
「北走新選組」「凍鉄の花」があります。それらに続く
3冊目の新選組本が、この「誠のくに」ですよ。


ただし今回の主人公は、斎藤一です。
今までの菅野ワールドでは登場しなかった
斎藤一が登場しているんですよね。
(今までの話は箱館や多摩でしたから)


まあ、「会津幕末歴史検定」の絡みがあるので、
会津に最も縁の深い、斎藤一が主人公というのも
うなずけますけどね。


さて物語は、会津戦争で新選組が敵に
包囲された場面から始まります。でもそこから遡って、
斎藤の少年時代(江戸)からのお話なんですよ。


「凍鉄の花」と「北走新選組」は、どちらかといえば
ピンポイントのお話だったのですが、
今回の「誠のくに」は、斎藤の少年時代から時間を進めて、
明治以降も描かれているのが特徴です。


でもコミック1冊分のお話なので、彼の生涯を
完全に描くには短すぎるんですよね。ですから、
新選組の通史はサラリと描き
会津戦争に比重をおいての話の展開となっています。


個人的には、そこの部分がいささか残念に感じるところで
「もう少し時間をかけて新選組(=斎藤)を描いて欲しかった」
というのがホンネでもあるのです。


それでも物語の中には、
斎藤一が自分の求めるものを追いかける姿や、
土方歳三の脆さなどが垣間見られ、菅野先生独自の
視点やアイデアが詰め込まれているのがわかります。


それが「菅野新選組ワールド、ここにあり!」っていう感じで、
その部分は、しっかり味わわせていただきましたわーい(嬉しい顔)


もし興味があったら読んでみて下さいね〜。
できれば「凍鉄の花」や「北走新選組」も
一緒に読んでいただくと、私が感じた世界を
あなたも実感できるんじゃないかなって思います。


誠のくに [ 菅野文 ]
裏表紙は土方歳三さんなんですよ〜^^


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2013年07月10日

総司はもう美男子じゃない

昨日、久しぶりに書店に行ったら、
新刊コミックに「新選組本」が出ていましたよ。


ビニールカバーがついてて
中身は見られませんでしたけど、
表紙がよかったので即購入。
帰宅してから早速読んでみました。


本のタイトルは
シャウト 新選組 (1) [ 下元智絵 ]


最初、表紙の美男子は沖田総司だと思ったのですが、
違っていました。じつは斉藤一。
ですから斎藤ファンは必見ですよ。
彼が主人公のコミックです。


斉藤一が旗本を斬り、
江戸にいられなくなり京へと向かいます。
まあ、この辺りはよく聞く話ですよね。


でも今までいろいろなコミックで登場していた
斉藤とは違い、なかなか新鮮な描き方に
なっているのです。


京へ着いた斉藤は、父の知人が道場主である
聖徳太子流・吉田道場へ向かいます。
道場主に殺人剣と見抜かれ、
試練を背負わされるのです。


そこで斉藤は悩める青年と化すわけですが、
その様子が面白いですよ。
(先生も何気に聖徳太子みたいだし^^)
他にも京で、いろいろな人物と出会います。


試衛館メンバーももちろん登場しています。
永倉新八といえば松前藩出身で、どちらかといえば
試衛館メンバーの中ではサラブレット的存在ですよね。
「暴れん坊」といっても分別のある感じで、
どこか品さえもありそうな…
(これは私のイメージ^^)


でもここでの新八は、
原田左之助以上に破天荒な男なんですよ。
(この説明だけでわかってくれます?)
土方歳三に至っては、
喧嘩師のまんまでございます。


そんな試衛館メンバーたちのアクションシーンは
凄まじいです。


また、他の登場人物の扱われ方も
今までのコミックとはチョッと違います。


例えば芹沢鴨ですが、1巻では意外といい人なんですよ。
ただし、何を考えているのかわからないから、
やはり不気味ではありますけどね。


また殿内義雄も意外と多めに登場していて、
今後の展開がおもしろそうです。
最期は史実通りだとは思いますけどね。


そんな中で、今回の沖田総司も
またもや美男子ではありませんでしたよ。
沖田総司ファンはがっかりですね〜。


もう沖田総司は「美男子じゃない」が
コミックでも定番になってしまいました。
最近では、斉藤や藤堂のほうが
よほどイケメンに描かれていますね。


ここでのお話でも斉藤や藤堂はもちろん、
近藤先生もなかなかステキなお顔でした。


ここまで他のキャラクターと差があると
「なにもそこまで(ひどくなくても)」
って思うこともよくあります。


史実はどうであれ、これはフィクションなんですから、
もうちよっとステキな顔に描いてもらえたら
というのが私の願いなんですけどね。でも
巷では話の成り行きからか、
総司が美男子じゃない状況はしばらく続くのでしょう。


あっ、でも(総司の顔は抜きにして)
このコミックは面白いですよ。
今はまだ上洛途中のお話なので、本当に始まったばかりです。
ですから、しばらくは楽しめそうですね。


シャウト 新選組 (1)[ 下元智絵 ]
この表紙につられて買った。
こちら総司じゃなくて、斉藤です!


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