2012年06月27日

最近読んだ新選組コミック


『新選組大ブーム』から、
かれこれ数年が経ちますね。
新選組人気も
だいぶ落ち着いてきたようにも思いますけど、
依然、人気は高いですよね。


その人気度の高さを裏付けるのが
「新選組コミックの数」だと
ルンちゃんは勝手に思っています。


新選組の人気が高いときは、
新選組関連のコミックも
たくさん出版されているように感じるんですよ。


最近も知らぬ間に、新選組コミックが
いくつか出版されていましたよ。
でもその中に、新選組人気に
まったく便乗していないような
謙虚な本を見つけたので、
お話してみようと思います。

とんがらし
桐村 海丸/講談社



はい、こちらが最近読んだ
新選組コミックのタイトルですよ。
題名を見ただけでは、
新選組本とはわかりませんよね。


でもこの本、表紙を見ても
新選組らしくないのです。




はい、こちらが表紙ですよ。
わかりづらいかもしれませんが、
表紙の人物は沖田総司と原田佐之助なんですよね。
どちらが沖田でどちらが原田かは
本を見て確認してもらうとして、
まったく新選組を感じる絵ではありませんよね。


しかも内容まで変わっていて、
私が今まで読んだ新選組コミックの中でも
異色な感じです。


この漫画は「モーニング」の2011年頃から
2012年初めの頃に連載されていたもので、
一話完結の話を複数まとめたものです。
コミックでは19話の短編が載っていて、
それぞれに題名が書かれているんですね。


一通り書き抜いてみますと「槍と剣」「試衛館」
「迷子札」「桜」「階段」「釣り」「銭湯」
「トンボ」「月見」「桜田門」「アジ」「鼻緒」
「地蔵」「爪切り」「宗次郎」「井戸」「新撰組」
「浪士隊」「花と水」
という感じなんですよ。


多少は題名で、何が書かれているのか
想像がつくものもありますけど、
「迷子札」「アジ」「鼻緒」なんて
どんな話なのかサッパリわかりませんよね。


全体的には、試衛館時代の近藤や土方、沖田、
そして原田や永倉らの、
他愛ない日常の様子が書かれているのです。
なにか大きな事件があって彼らが活躍する
なんていうお話も全くありません^^;


ですから、新選組の活躍に期待する新選組ファンには、
ぜんぜん面白くない話だろうな とも思いますね。


でもね、他愛ない日常なんですけど、
そこで話した何気ない会話が後の話に繋がって、
チョッと胸辛くなる部分もあるのです。


例えば「地蔵」と「花と水」のお話などがそうです。
「花と水」の題名は、
総司の「辞世の句」に由来していることは
察しがつきますよね。


個人的には「釣り」も好きな話なんですよね〜。
土方歳三さんと、どこかのおじいさんが
船に乗って釣りをしているのですが、
その二人の会話が面白くて、
思わず笑ってしまいました。


話の中に、
いくつか新選組時代のものもありますが、
それさえも他愛ないお話なんですね。


表紙の絵やタイトルに、「新選組○○○」とか
ダンダラの絵とかを書き入れたら、
もっと目立って売れるだろうにと、
他人の私でさえ売り上げを心配してしまうような
新選組コミックなのでした。


ところでこのコミックのタイトルは
とんがらしですが、
これにはどんな意味があるのでしょう?


じつは「とんがらし」=「とうがらし」には
花言葉があって、それは
「旧友」という意味があるのです。


「旧友」つまり、試衛館メンバーを意味するものとして、
作者が付けたのではないかなと思います。


とんがらし
桐村 海丸/講談社

土方さんや総司らが活躍する場面は
ま〜ったくありません^^
本当に他愛ない試衛館物語です


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2012年05月30日

黒猫が見てた

今日は沖田総司の命日ですね。 だから、というわけでもありませんが、 ちょうど最近、 沖田総司が主人公のコミックを読んだので、 今日はそのお話なんですよ。 読んだ本はこちらです。 黒猫DANCE(1) 安田剛士/講談社 タイトルだけ見るとわからないかもしれませんが、 沖田総司が主人公といえば、納得もするはず。 沖田と黒猫は切っても切れませんからね (史実はわからないケド) 1巻は沖田総司が9歳の時から始まります。 ある日、あまりにリアルな夢を見た宗次郎(=総司)は 現実で夢と同じ人物に遭遇するのです。 それが若き日の土方歳三(18歳)で、 まだ姉のぶの嫁ぎ先(つまり佐藤彦五郎宅)で くすぶっている状態なんですよね。 そんな時、宗次郎がある事件を知り、 死ぬ覚悟を決めて事件に挑みかかるのですが… (これ以上は言えません。    読む時つまらなくなるから^^;) 1巻では近藤周助や 島崎勇(後の近藤勇)も登場しますよ。 沖田・土方・近藤の出会い編 とでもいいましょうか。 なかなかインパクトのある登場です。 ここではタイトルの通り、 『黒猫』がキーマン(もといキーアニマル^^)で、 宗次郎の未来を暗示しているようにも見えます。 いつも「黒猫が見ている」のです。 お話としては、 新選組ができるよりずっと前の話なので オリジナルな部分が沢山出てきそうで 面白そうですね。 登場人物たちも魅力的ですし、 これなら期待できそうかな。 以前お伝えしたコミック「アサギロ」も 新選組結成前の話なので、時間的には重なりますが、 どっちのコミックの方が面白いでしょうね。 それは、人それぞれの感想になると思いますが、 どちらにしても新選組作品が いろいろ登場してきたので、 私にとっては、これからが楽しみです。 黒猫DANCE(1) 今日の記事はいかがでしたか? 「今日読んだよ、面白かったよ、役に立ったよ」の印に 応援クリックを頂けますと私の励みになります。 ⇒ 歴史ブログ 幕末・明治維新 クリックをたくさん頂いた記事を、 今後の記事アップの参考にして、 もっと楽しい記事を作っていきたいです^^(ルンちゃん)  新選組のチョッと話 トップページに戻る
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2012年03月24日

辞世の歌を集めた漫画です^^


書店に立ち寄る機会があったので、
今川美玖さんから教えていただいた
泣きうた
という本を探してみましたよ。


今川さんは、この本の前にも
ししゃも歳三さんと一緒に
幕末女子
という本を書かれていて、
その本も共感する部分がたくさんあって 
面白かったです。

過去記事 ⇒ 幕女…って呼んで下さい^^;


3月16日に発行された『泣きうた』ですが、
書店でみつけて表紙を見た瞬間、購入決定!
だって、表紙がとてもステキなんですもの〜♪[emoji:e-446]

ほら、これですよ^^


泣きうた


病で横たわる沖田総司に、
洋装の土方歳三が優しく
ダンダラの羽織をかけている絵。


この部分だけでも、額に入れて
飾っておきたいくらいです。


さて、本の内容は副題にもある通り、
「幕末侍たちの三十一文字」ということで、
彼らの辞世の句(または和歌)が集められています。


その歌に込められた想いを、
漫画という手法を使って表現しているんですね。


登場する人物は7人。名前をあげてみますと、
沖田総司、高杉晋作、中野竹子、
土方歳三、伊庭八郎、久坂玄瑞、藤堂平助

という面々です。(本の登場順)


「侍」といいつつ女性が1名入っていますが、
侍にも劣らぬ生き様だったということで、
読んでいただければいいでしょう。


沖田総司の辞世の句といえば
動かねば 闇にへだつや 花と水
 ですね。
この句が本当に総司のものかは別として、
漫画では、この句が作られた過程が描かれています。


もちろんフィクションなんですけど、
もしも本当にこんな風に辞世の句が作られたなら、
「総司の闇も、少しは救われるかな」
なんて思えそうです。


伊庭八郎の
まてよ君 冥土もともと 思ひしに 
   しばしおくるる 身こそかなしき

私の好きな歌のひとつですが、
描かれている漫画も歌と同様に
伊庭八郎の想いが感じられて、
胸が痛くなるようでした。


ただページの都合なのか、瀕死の重傷を負って
ベットで動けない状態になるまでの
伊庭が描かれていないので、
史実を知らない人には、その辺りが 
わかり難いかもしれません。


土方歳三の場面では、お馴染みの
よしや身は 蝦夷が島辺に 朽ちぬとも 
     魂は東の 君や守らむ

の他に、しれば迷い しなければ迷はぬ 恋の道(これは恋歌ですが…)も登場し、
歌にちなんだ漫画(もちろんフィクション)が描かれています。


土方さんの登場が多いのは、
作者の好みもあるようですが、
私も同じ思いなのでもちろん大歓迎! 
そして思いきり楽しみましたよ


『幕末女子』が、けっこうユニークだったので、
『泣きうた』も笑える部分が多いのかな〜、
なんて思っていましたが、
予想に反してシリアスムードですね。


まあ、集めた題材が題材なので、
それも当たり前かもしれません。


というわけで、1人ずつのお話は短いですけど、
彼らの想いを感じる歌に触れたいな、
彼らの世界観を漫画で感じてみたいな、なんて思ったら、
本屋さんで手に取ってみてくださいね。


表紙を見た感想なども、
よかったら教えて下さいね。

        
萌えよ幕末女子     泣きうた
どちらも ししゃも歳三さんの漫画
     今川美玖さんの文ですよ〜^^



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