2016年12月23日

「剣客集団のその後」展を見てきました


今、日野市の「新選組のふるさと歴史館」で
巡回特別展をやっていますよ〜


巡回特別展
「剣客集団のその後 〜新選組・新徴組の変容と終焉〜」
  平成28年11月23日(水・祝)〜平成29年2月5日(日)


平成24年に、
日野市の「新選組のふるさと歴史館」と
鶴岡市の「郷土資料館」が行った巡回特別展、
「新徴組〜江戸か ら庄内へ、剣客集団の軌跡〜」


今回の展示は、
そのとき展示した新選組と新徴組の
「その後」を追って、彼らの実像を
明らかにしようとするものだそうですよ。


1.新選組と新徴組
2.新選組 〜近藤勇の死から箱館戦争まで〜
3.新選組 〜隊士たちのその後〜
4.新徴組 〜庄内戦争〜
5.新徴組 〜隊士たちのその後〜



私もしっかり見学してきましたよ


新選組と新徴組、どちらも
将軍家茂様の上洛の前に
京都の不穏な状況から将軍家を守るべく
上洛した浪士組から誕生したのですよね。


でもやはり私が気になるのは
新選組のほうでしょう。
今回の資料の中には、
私が見たかった史料がありました。


それは、横倉甚五郎さんの史料です。
彼が描いた近藤と土方の絵や、
甚五郎さんの辞世の句など、
横倉家所蔵の品々を見ることができたのです。


横倉甚五郎さんは八王子の出身で、
天然理心流をやっていました。
元治元年(1865年)の近藤勇の
隊士募集に応じて新選組に入隊したんですね。


油小路事件にも出動していますし、
戊辰戦争も戦い、鳥羽・伏見〜甲州勝沼
〜会津戦争と転戦、そして仙台で
榎本武揚艦隊と合流し、蝦夷地も渡っています。


ところが、明治2年の箱館戦争で降伏。
籠っていた弁天台場で謹慎を言い渡されましたが、
なぜか、元京都見廻組今井信郎などと共に
坂本龍馬、伊東甲子太郎暗殺の嫌疑をかけられて、
東京の糾問所に送検されて取り調べを受けるのです。


そして、明治3年(1870年)8月15日に
獄中にて死亡してしまったのでした。
享年37。


弁天台場降伏時に詠まれたという
辞世の句が、今回展示されていましたよ。
それがこちらです。
「義のために つくせしことも 水の泡
        打ちよす波に 消えて流るゝ」



他にも隊士たちの資料がありましたが、
私にとっては横倉甚五郎さんの史料が
見られたことが、一番の収穫でした。


来年の2月5日まで行われているので、
あなたももし興味があったら
行ってみて下さいネ


今回の展示図録が、
1,000円で売っていましたが、
もちろん購入して家で何度も読んでいます

新選組のふるさと歴史館

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2015年05月09日

「二十一世紀の新選組」展を開催中


日野の「新選組のふるさと歴史館」では、現在
「二十一世紀の新選組」展を開催しています
(平成27年4月25日(土)〜6月7日(日)まで)


27kikaku



今回の展示は平成25年に行われた
「描かれた新選組」展の続編みたいな感じで、
新選組を題材にした漫画やアニメーション、
ゲームなどをメインに取り上げています。


もう少し詳しくお伝えしますと、
前回は新選組を題材にした戦前からの物語から、
司馬遼太郎の小説「燃えよ剣」や「新選組血風録」の登場、
その影響を受けた多数の作品の数々、そして現在まで
というような展示でした。


それに比べて今回の展示は、どちらかといえば
司馬遼太郎の影響を受けずに育った
「新しい世代の新選組」がメインの展示のようです


ですから、ここ数年で刊行された作品や
現在連載中の作品などが多数展示されているのが
特徴ですね。


それらをひとつひとつ分析して、
今の新選組の捉え方、
ファン達の特徴や状況などを伝えていますよ。
それがうなづける部分が多々あり、
なかなか面白かったです。


「じゃあ、どうなの?」というところは、
あえてここでは発表しませんけど、
(見に行く意味がなくなるので^^;)
新選組の漫画やアニメがお好きなら、
行ってみるといいかなって思います。


実際のところ、十代や二十代の方が
沢山いらしていましたよ
あんなに入館者が多いのも、もしかしたら
久しぶりに見たかもしれません。


ついでに、以前お伝えした土方歳三の
爪楊枝肖像作品もまだ展示されていたので、
まだ見ていないなら、一緒に見て欲しいと思います。


企画展は6月7日(日)までやってます。
まだ充分間にありますので、
どうぞお出かけ下さいね

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2014年07月07日

「幕末動乱」展に行ってきました


日野市立新選組のふるさと歴史館で
企画展をやっているというので、
行ってきました。


幕末動乱 ―開国から攘夷へ―
平成26年5月17日(土)〜
         7月13日(日)



5月中から始まっていたのに
なかなか行かれなくて、7月になって
やっと行くことができました。
来週までだったので、
なんとか間にあってよかったです


今回の企画展は、
土浦市立博物館・壬生町立歴史民俗資料館・
板橋区立郷土資料館との共同企画だそうですよ。


ですから、それぞれの地域から見た幕末時代を、
各館の調査・研究の成果を踏まえて展示しているのが
特徴です。


展示構成を見てみると、こんな感じです。
1.プロローグ
2.動揺する幕末日本
3.鎖国から開国、そして桜田門の変へ
4.幕藩体制の揺らぎ 〜公武合体と草莽の志士の活動〜
5.動乱の時代へ 〜奉勅攘夷と横浜鎖港〜
6.幕末動乱の西 〜京都と新選組〜
7.幕末動乱の東 〜天狗党と新徴組〜
8.エピローグ 新時代の幕開け



いつものように、2階の小会場からの始まりです。
「プロローグ」「動揺する幕末日本」では
ペリー来航前後の日本国内情勢についての展示です。


海外からやって来る外国人達に太刀打ちすべく、
幕府の海防政策として、各藩が沿岸を警備する様子や、
オランダ式の銃術を取り入れ調練していく様子が
興味深いです。


ここでは、高島流砲術の
高島秋帆の展示が目を引きます。
高島流砲術は、
日野でも何度か演武が開かれていますね。
ですから馴染み深くて
じっくり見させていただきました。


関流大筒(900目玉筒・250目玉筒)も
展示されていましたが、
あれってどうやって撃つのか知りたかったな。
(学芸員さんに尋ねるの忘れた^^;)


「鎖国から開国、そして桜田門の変へ」は
水戸藩の話。「幕藩体制の揺らぎ」は板橋宿などの
関連資料が並びます。


私が興味を持ったのは、月岡芳年の錦絵
『愛宕山集合之図』です。
1860(万延元)年3月3日の早朝、
井伊直弼暗殺の為に、芝の愛宕山に集合した
浪士たちを描いたものです。


「月岡芳年が気になる絵師だから」
という理由だけではなく、愛宕山は私も以前
訪れたことがある場所なので、
より臨場感があって印象に残ったのです。


「動乱の時代へ」「幕末動乱の西」は
よく知っている浪士隊の結成と
新選組の活躍する京都の話なので、
今までにも見たことがある展示が続きます。


いつ見ても嬉しいのは「沖田総司の手紙」ですね。
今回は1866(慶応2)年の宮川音五郎宛ての
手紙が展示されていました。
そうです。「沖田総二」と署名された手紙です


他にも宮川信吉が宮川惣兵衛に送った
慶応3年6月24日の手紙が気になるところでした。
(その理由は後ほど)


「幕末動乱の東」「エピローグ」は
天狗党や新徴組の話など。
壬生藩の史料は見たことがないものばかりでしたが、
新徴組については、こちらの歴史館でも以前から
展示していたものだったので、見慣れた感じでした。


あっ、でも、ここにも錦絵があって、
芳年のではありませんでしたが、
興味深い図柄でしたよ。


そして最後に登場したのが「土方歳三肖像写真」


話によれば、所蔵者のご先祖様が
明治34年に北海道旅行の際に入手した
と伝わるもので、現存する土方歳三写真のうち、
最古の全身像写真とのことです。


しかも期間中7日間だけ
実物写真が展示されるのですが、
その日はちょうど実物写真の展示日でした。
ラッキー♪


本当は先週のうちに、
ここに来るつもりでしたが用事で来られず、
今日になったのですよね。でもそのおかげで
こうして実物が見られましたよ。
(他の日はレプリカ展示)


その写真なんですけど、
ガラス版の写真で、ホント、貴重な感じです。
当時おみやげがわりに売られていたものを
偶然にも入手できたのではないか
とのスタッフさんのお話でした。
(はっきりしたことはわかりませんが)


もう一つ、私が気になったのは、
この所蔵者のご先祖様のこと。
実は前述の「宮川信吉の手紙」の所蔵者も
聞いてみたら同じ方だったんですよね。


この方と、宮川家や土方家との関係が
すごく興味のあるところ。話によれば
土方家とは関係があるようなんですが。。。


そんなわけで、調べてみたいことが
また増えました。
興味は尽きませんね〜


今回の展示については、土浦市立博物館や
壬生町立歴史民俗資料館所蔵の史料は
見たことがないものが多かったので
良い体験をさせていただきました。


そして、新選組史料は何度見ても嬉しいので、
またの機会を楽しみにしたいと思います。


今回の展示は共同企画なので、
7月26日からは壬生町立歴史民俗資料館で、
10月4日からは板橋区立郷土資料館での
展示もあるそうですよ。


会場によっては展示品が変わるようですが、
興味があったら、そちらにも行ってみてくださいね。
日野では来週までやってます。
土方歳三全身写真の実物も、あと2回
7月12・13日(土・日)に見られるようですよ
(各館でも7回見られるそうです)

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