前回お伝えした通り、
日野市立新選組のふるさと歴史館の
企画展のお話をしますね。その名も
描かれた「新選組」
〜漫画・アニメ等から見た新選組イメージとファン〜
平成26年1月15日(水)〜3月9日(日)ただ今 開催中♪

描かれた「新選組」ポスター posted by
(C)ルンちゃん知り合いの少女たちが
「面白かったよ」と言っていましたので、
私も見学してみました。
これまでの「史実を追う」というスタイルから、
今回は視点をチョッと変えて
「漫画やアニメーションで描かれた新選組の歴史をたどる」
という、一風変わった展示です。
歴史館に入って、最初に目に入ってきたのは
「薄桜鬼」に登場するキャラクターたちの、
大きな看板です。
土方、藤堂、沖田らの、個別の看板なので、
好きな順に並び替えて、自分と一緒に
写真に写ることができますよ。
「薄桜鬼」のファンなら、
これはテンションあがりますよね。
受付が済んだら2階へ向かいます。
企画展は2階から始まりますよ。
そして、今回の構成はこんな感じです。
1.「新選組ファン」誕生前夜
2.新選組血風録の登場
3.「新選組イメージ」の確立
4.熱烈女性ファン・オタクの登場
5.大河ドラマと新選組ブーム
6.新選組創作の現在
7.新選組は何故愛されるのか
8.史実と創作を両方楽しむために新選組が最初に創作物として
取り上げられた頃の話から始まります。
まずは、戦前の映画関連の資料や漫画など。
昔は今と違い、著作権については厳しくなかったそうで、
別の人が作り上げた架空の人物が、
他の人の作品に勝手に登場することもあったとか。
(許可なしコラボというわけですね^^;)
また、戦後の昭和30年頃には
新選組の人気は近藤勇だったという話。
その特徴がよくわかる、当時の映画が登場しています。
この辺りの映画は直接観ていませんけど、
有名な役者さんが登場していますよね。
「あー、こんなのもあったんだ」なんて、
いろいろ参考になりました。
その次は、司馬遼太郎の描いた「燃えよ剣」と
「新選組血風録」のお話ですよ。
それから、ふたつを原作にしたテレビドラマの話。
お馴染みの、栗塚旭さん主演のドラマです^^
今に続く新選組ブームの先駆けになったというべき
「燃えよ剣」と「新選組血風録」です。
展示の解説にも書かれていましたが、
登場人物たちのキャラクター設定が、
今の新選組作品に多大に影響している
といっても過言ではありません。
たぶん私の新選組のイメージも
少なからずこの作品に
感化されていることでしょう。
その後の展示は、
次々と登場した少年・少女マンガの話です。
昭和40年以降から現在までのコミックが
多数展示されていますよ。
そして展示は1階の一部に続きます。
こちらは、大河ドラマ「新選組!」で
使用されていた小物など。
いつも事実を追求するための
史料が並べられているガラスケースの中に、
映像で使用した手紙等(=ニセモノ)が
きちんと展示されています。
もちろん、見る人に間違われてはいけないので、
きちんと大きい文字で、本物ではないことを
表示していました。
他には、新選組が登場した
ゲームの話や舞台のお話。
そして最後は、現在連載中の
新選組の漫画の話でまとめられていましたよ。
初期の頃のは、さすがに知りませんけど、
昭和40年代以降は知っているものも多く、
まるで自分の新選組暦をたどっているようで、
とても親近感が沸きました。
というか、私が現在持っているコミック等と
かなりダブっていたので、
「こういう展示なら、自分もできそう」
なんて思ってしまいましたよ。
ただしこの企画展は展示だけではなく、
新選組が漫画やアニメの題材として親しまれる要因を、
しっかり分析もしています。
それらの分析については、
納得部分も反論部分もありますけど、
こんな風に新選組ファンについて取り上げられ、
分析されるのは初めてでしたので、
企画としては面白いな〜と思いました。
今までとは、チョッと違った展示でしすが、
もしあなたも興味があったなら、
足を運んでみてくださいね
今日の記事はいかがでしたか?
「今日読んだよ、面白かったよ、役に立ったよ」の印に
応援クリックを頂けますと私の励みになります。
⇒ 歴史ブログ 幕末・明治維新
クリックをたくさん頂いた記事を、
今後の記事アップの参考にして、
もっと楽しい記事を作っていきたいです^^(ルンちゃん) 新選組のチョッと話 トップページに戻る
posted by ルンちゃん at 22:42|
Comment(0)
|
新選組のふるさと歴史館
|

|