2015年01月30日

新宿山ノ手七福神と試衛館跡

新宿山ノ手七福神めぐり その2

はい、本日も
新宿山ノ手七福神めぐりのお話です。
ちなみに前回はこちら ⇒ その1


まずはコースのおさらいですよ
1.太宗寺(布袋和尚) − 2.稲荷鬼王神社(恵比寿神) −
3.永福寺(福禄寿) − 4.法善寺(寿老人) −
5.厳嶋神社(辨財天) − 6.経王寺(大黒天) −
7.善国寺(毘沙門天)


では、厳嶋神社からいってみましょう!

5.厳嶋神社(辨財天) 
こちらも法善寺からとても近くて、
歩いて2〜3分の所です。
応徳3(1086)年、源義家が後三年の役の時、
奥州に向かう途中でこの地から富士山を臨み、
安芸の厳島神社に勝利を祈願した場所です。
勝利した後にお礼を兼ねて、この地に神社を建てた
と伝えられています。


厳島神社
厳島神社 posted by (C)ルンちゃん


ここは鳥居をくぐってそのまま突き進むと、
反対側に抜けてしまいます。
また義家が苦難を切り抜けたという意味も兼ねて
「抜け弁天」とも云われていますよ。

厳島神社の祠
厳島神社の祠 posted by (C)ルンちゃん


「江戸六弁天」というのがあって、こちらは
その中のひとつだとか。ちなみに「江戸六弁天」とは
本所の江島杉山神社、洲崎の洲崎神社、滝野川の金剛寺、
深川の冬木弁天堂、上野の不忍池 中島弁天堂、
そしてこちらの厳嶋神社です
う〜ん、不忍池しか行ったことないな…


ここでのご朱印は1月7日までだそうで、
他の日は近くの「西向天神」まで行って
いただきます。それで私達ご朱印組は、
しばし別行動で「西向天神」まで出かけます。


「西向天神」は、近いと思ったら
意外と距離があって(往復10分位^^;)
ご朱印をいただく時間も含めて、
本隊に戻るのにかなり時間がかかり大変でした。
でも天神様にもお参りできたので、
よかったとしましょう


御朱印を貰わなかった本隊のみなさんは
かなり先に行かれたようで、やっと追いついたのが
経王寺前でした。厳島神社からですと
徒歩25分位の場所です。


6.経王寺(大黒天) 
大乗山経王寺。
慶長3(1598)年に市ヶ谷田町で開創した寺を
別の地に移転し、さらに天和3(1683)年、
この地に移し今に至ります。


こちらの大黒天は室町時代、
日蓮上人の高弟・日法上人の作ともいわれ、
真っ黒な大黒様です。度々起こった火災にも
焼けることなく残ったので、「火ぶせの大黒天」
とも呼ばれて、火事の多い江戸庶民の
厚い信仰の対象となりました。


経王寺
経王寺 posted by (C)ルンちゃん


また昭和の初め頃からは、別名
「開運大黒天」とも呼ばれています。
ご朱印をいただく場所に、
打ち出の小槌が置かれていて、
「シャン・シャン・シャン」と三回振って鈴を鳴らすと、
願いが叶うそうです。
というわけで、私もシャン・シャン・シャン♪


ところで、こちらのお寺の最寄り駅は、
大江戸線「牛込柳町」なんです。
最寄りの交差点は「市谷柳町」
この地名を聞いて気付きませんか?


牛込柳町交差点
市谷柳町交差点 posted by (C)ルンちゃん


そうです。「試衛館跡」の最寄り駅ですよ
ひさしぶりにこの地へやってきましたが、
なんだかとても懐かしいです。
試衛館から経王寺までは、そんなに遠くはないので、
彼らもこの有名なお寺に、きっと来たことでしょう。


なんていうことを、昔この地に来たときも、
友人と話していたことを思い出しましたよ。
それも含めて妙に懐かしい〜。


今回の七福神めぐりのコースには、
残念ながら試衛館跡は入っていません。
ですから、試衛館方面を横目で眺めつつ、
次の場所へと移動です。


30分位飯田橋方面へ歩いた所に、
七福神めぐり最後の場所である
善国寺がありました。ちょうど神楽坂の
坂の途中あたりです。


7.善国寺(毘沙門天)
鎮護山善国寺は、池上本門寺の
末寺にあたります。開基は徳川家康です。
文禄4(1595)年創建のお寺で、
初代住職の佛乗院日惺上人が、
祖父伝来の毘沙門像の前で、
家康のための天下安全の祈祷を
行なったそうです。


神楽坂の善国寺
神楽坂の善国寺 posted by (C)ルンちゃん


そして家康から寺地を与えられ、
毘沙門天を祀りました。
創建当時は馬喰町にありましたが、
そこから麹町を経て、江戸中期に
今の神楽坂に移ったようです。


こちらの毘沙門様は「江戸三毘沙門」のひとつです。
「江戸三毘沙門」は、こちらの他に
芝の正伝寺、浅草の正法寺があります。


毘沙門天が祀られています
毘沙門天が祀られています posted by (C)ルンちゃん


毘沙門天は勇ましい感じのする神様ですが、
福徳・知恵・美貌・力・能弁などの十種の利益があるという
私も大好きな神様です。ですから
祈る時間も心なしか長かったような…


そして、こちらのお参りも終わり、
ご朱印もすべていただきましたよ。
今年の七福神めぐりも無事終了です。
同行の方々とは、またの再会を約束して解散しました。


これで今回のお話は終わりです。
…といいたいところですが、
ひとつ、遣り残したことがありますよね


ほら、さっき柳町を通ったでしょ。
ここで来て、あの場所に
立ち寄らないわけには
行かないじゃないですか


牛込柳町
牛込柳町 posted by (C)ルンちゃん


それで、大江戸線で二つ駅を戻って、
再び「牛込柳町」へ。
さて、駅を出たところまではよかったのですが、
いつもここへ来るのは案内人に連れられてだったので、
いまひとつはっきりした道を覚えていませんでした


チョッと不安に思いながらも、
記憶とカンを頼って、坂道を進んでいくと、
「あった! 試衛館跡の碑!」

試衛館道場跡の碑
試衛館道場跡の碑 posted by (C)ルンちゃん

20150111-16
碑の近くの祠 posted by (C)ルンちゃん


以前来たときは目印だった
通りにあった、かなり古い家もなくなり、
碑も移動されていました。
でも小さな祠は昔のままでした。
しばし合掌。


私が祠に来たときも人がいたし、
写真を撮っているときも人が来たしで、
以前より有名になったのでしょうか。
昔は閑散としていたのですけどね。

祠 今昔 2015
祠 今昔 2015 posted by (C)ルンちゃん
今回行った時は こんな感じでしたが、


祠 今昔 2003
祠 今昔 2003 posted by (C)ルンちゃん
昔はこんなでした


昔はどうか知りませんが、今は
管理されている方もいらっしゃるように聞きます。
とてもありがたいですね。
昔を偲ぶものは、いつまでも
残っていて欲しいです。


こうして思いがけず、
新選組の史跡までも訪問できて、
幸せな七福神めぐりとなりました。
今年の具体的な史跡巡り計画はありませんが、
いろいろなところにアンテナを張って、
情報収集に努めたいと思っています。
また史跡巡りができたら報告しますので、
お立ち寄り下さいね

新宿山ノ手七福神めぐり 色紙
新宿山ノ手七福神めぐり 色紙 posted by (C)ルンちゃん

今日の記事はいかがでしたか?
「今日読んだよ、面白かったよ、役に立ったよ」の印に
応援クリックを頂けますと私の励みになります。

⇒ 歴史ブログ 幕末・明治維新

クリックをたくさん頂いた記事を、
今後の記事アップの参考にして、
もっと楽しい記事を作っていきたいです^^(ルンちゃん)
 
新選組のチョッと話 トップページに戻る
posted by ルンちゃん at 00:31| Comment(0) | ・新宿山ノ手(2015) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年01月25日

新宿山ノ手七福神めぐり その1


先日は「亀戸七福神めぐり」のお話を
させていただきましたが、じつはもうひとつ
別の日に七福神めぐりをしてきたんですよ。
それは新宿山ノ手七福神めぐりです。


亀戸七福神は個人的なものでしたが、
こちらはウォーキング仲間の集まりでした。
ですから総勢29名という、けっこう大所帯の
七福神めぐりだったんです。
今回も2回に分けて、お伝えしますね


さて、まずはコースから。
1.太宗寺(布袋和尚) − 2.稲荷鬼王神社(恵比寿神) −
3.永福寺(福禄寿) − 4.法善寺(寿老人) −
5.厳嶋神社(辨財天) − 6.経王寺(大黒天) −
7.善国寺(毘沙門天)



「新宿山ノ手七福神」は
昭和の初期にできたそうです。
新宿や西大久保の繁華街を通って、
神楽坂に至るコースですよ。途中には
あの場所の近くも通るので楽しみ〜


同行するみなさんとは、
JR新宿駅東口の改札前に集合!
そこから新宿2丁目辺りを通って、
最初の目的地に向かいます。
歩くこと15分程で到着です。


1.太宗寺(布袋和尚) 
霞関山太宗寺。慶長元(1596)年頃に
太宗という名前のお坊様がこの辺りに建てた
「太宗庵」が最初だといわれています。
そのお坊様が周囲の住民の信仰を集め、しだいに
この地の領主・内藤家の信望も得ることになり、
それが縁で内藤家から寺領の寄進を受けてできたのが、
現在の太宗寺だそうですよ。


太宗寺
太宗寺 posted by (C)ルンちゃん


このお寺には、文化財がたくさんあります。
その中でも目立つのは、お寺に入ってすぐ右側にある
「銅造地蔵菩薩坐像」ですね。江戸六地蔵の
3番目のお地蔵様で、高さ267センチですよ。
大きいでしょ。


太宗寺のお地蔵様
太宗寺のお地蔵様 posted by (C)ルンちゃん


でも江戸六地蔵の中では一番小さいそうです。
確かに以前見たことのある、
巣鴨の六地蔵よりは小さい気もしますね。
とはいっても、これだけの大きさがあれば、
やはり圧巻ですよ。


他には「塩かけ地蔵」も安置されています。
こちらは願いが叶ったら、お塩をたっぷり
お体に掛けてあげるとか。
(掛けるというより、塗り固めるという感じ^^;)


塩かけ地蔵
塩かけ地蔵 posted by (C)ルンちゃん


「○○かけ地蔵」とうのは、
いろいろな場所にありますよね。
「水掛け地蔵」はもちろんのこと、
「湯掛け地蔵」というのもあるそうですよ。


以前見たもので印象的だったのは
「油掛け地蔵」ですね。
頭から油をべったりと掛けられた
お地蔵様でした。周辺も
油の匂いが凄かったので、
今でも「油掛け地蔵」というと
あの匂いが蘇ってきます。


あっ、肝心な七福神のお話がまだでしたね。
このお寺の七福神は布袋様なんですけど、
とてもくつろいだお姿で、満面の笑みを
浮かべていらっしゃいますよ。


太宗寺の布袋堂
太宗寺の布袋堂 posted by (C)ルンちゃん


そしてお参りした後は、
最初のご朱印をいただきます
「新宿山ノ手七福神」は色紙の他にも、
お寺ごとに小さなご神体をいただきながら、
めぐる方法もあります。
七神を宝船に乗せたところで完成。
とても可愛くて縁起の良い置物になりますよ。

それも欲しかったのですが、
やはりいつもと同じ、色紙にしました。
残りあと6箇所、がんばりましょう。


2.稲荷鬼王神社(恵比寿神)
太宗寺から30分程歩いていたら、
唐突に稲荷鬼王神社に到着です。
というのも周囲はビルに囲まれていますし、
他の人とおしゃべりもしていたので、近づくまで
全く気づきませんでした^^;


稲荷鬼王神社
稲荷鬼王神社 posted by (C)ルンちゃん


稲荷鬼王神社は承応2(1653)年に、戸塚にあった
諏訪神社内の福瑳稲荷を観請したものだそうです。
また天保3〈1832〉年には、稲荷と鬼王権現を
合祀したといいます。日本で唯ひとつ、
鬼が福授けをしてくれる社として有名です。


境内には「三島神社」がありますが、
こちらが恵比寿様の祀られている社ですよ。
この神社で気になるもの発見!それは
敷地内にある2つの水琴窟(すいきんくつ)です。
恵比寿様の道の途中と、
本殿の横にありますよ。


稲荷鬼王神社の恵比寿堂
稲荷鬼王神社の恵比寿堂 posted by (C)ルンちゃん


水琴窟とは手水鉢近くの地中に
伏せた甕(かめ)を埋めて空洞を造り、
その空洞に水滴を落とすことで、音を反響させて
特徴ある音色を作り出す物です。


かすかな金属音にも似た音が、
甕の奥から聞こえてきます。
音をよく聞くために地中に刺した竹筒に
耳を近づけてみると、より一層
音の反響が聞こえますよ。


二つの水琴窟は、それぞれに
違った音色を奏でてくれます。
水琴とはよく言ったものですね。
心地よい音色は、つかの間
私達を楽しませてくれました


稲荷鬼王神社から少し歩くと、新大久保駅です。
この周辺は韓国関連のお店が多いですね。
韓国焼肉、韓国化粧品、そして韓流スター。


ここで正午となったので、
昼食を取るため一時解散。
それぞれが気になるお店に入ります。
(慌てて入ったので写真を撮る間もなく、
 昼食時の話は省略します。スイマセン^^;)
1時間後、集合。そして再び歩き始めます。


3.永福寺(福禄寿)
大久保山永福寺。慶安元〈1648〉年に
尊悦というお坊様が開いたそうです。
福禄寿の祠は、本堂の向かいの場所にあって、
敷地に入って、すぐにお参りできます。


永福寺の福禄寿
永福寺の福禄寿 posted by (C)ルンちゃん


ご神体のお隣に細長い石があるのを見て、
「なんだろう?」と思っていました。
後で調べてみたら、江戸時代の善光寺詣での際に、
「福禄寿の頭に似ている(形)」と
持ち帰ったもののようです。


「な〜んだ」と思うかもしれませんが、
けっこうご利益もあるそうで、
運気も上昇するのだとか。
ああ、そうと知っていたら、私も
もっときちんとお願いしたのに…^^;


4.法善寺(寿老人)
春時山法善寺。永福寺からはすぐ視界に入る位の
距離なので、「永福寺を出たな〜」と思ったら、
もう到着です。2〜3分というところですね。


法善寺
法善寺 posted by (C)ルンちゃん


ここは日相上人が貞享4年頃に創建したお寺です。
木彫立像「七面明神像」が有名だそうです。
それは日蓮宗の守護神のひとつと云われるもので、
「七面天女」とも「七面大菩薩」とも呼ばれています。


こちらの寿老人は寺務所の方に祀られていて、
御朱印をいただく間、充分お参りすることができます。
ただし、奥のほうに安置されているので、
遠くてお顔まではみえませんでした。
でも尊いお姿なので、これくらい遠い方が
ありがたく感じられるのかもしれませんけどね。

その2 に続く

今日の記事はいかがでしたか?
「今日読んだよ、面白かったよ、役に立ったよ」の印に
応援クリックを頂けますと私の励みになります。

⇒ 歴史ブログ 幕末・明治維新

クリックをたくさん頂いた記事を、
今後の記事アップの参考にして、
もっと楽しい記事を作っていきたいです^^(ルンちゃん)
 
新選組のチョッと話 トップページに戻る
posted by ルンちゃん at 23:16| Comment(0) | ・新宿山ノ手(2015) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする