2017年08月20日

府中の鳴子うり


今回も『新板大江戸名物双六』のお話です。
『新板大江戸名物双六』の13コマ目に登場するのが
鳴子うりですが、その話の続きです。


前回は昔の栽培地のひとつ、
西新宿の「成子神社」をご紹介しましたが、
そちらではもう「鳴子うり」の栽培は
行っていません。


そこで今回は、もうひとつの栽培地だった
府中市の是政(これまさ)を訪ねてみましたよ。
府中では、マクワウリの名で販売していますので、
ここからは「マクワウリ」と書きますね。


さて、マクワウリは根が浅いので、
水を多く含む土壌が適しているということを
前回も書かせていただきました。


今日ご紹介する是政も、多摩川に近く
マクワウリに適した土壌として
御用畑として選ばれたようです。


今回、訪ねた場所は、
是政にある「府中市郷土の森」
その一画にある「観光物産館」です。


郷土の森観光物産館
郷土の森観光物産館 posted by (C)ルンちゃん


マクワウリは府中市内の他の場所でも
販売しているようですが、
今回は是政にこだわって、こちらを訪問


現在、JA東京などで、
江戸東京野菜を復活・普及させようという
動きがあって、マクワウリもそんな考えに
共感した方々が、栽培・販売を行っています。


ちょうど7月後半から8月にかけてが、
マクワウリの販売シーズンだそうで、
私が買いにいったときは、
2種類のマクワウリが販売されていました。


1つは縞模様の入ったもの。
もう1つは、まっ黄色の金太郎マクワウリ。


江戸時代からのものは縞模様のほうで、
「新板大江戸名物双六」にあるのも
しましま模様がくっきり描かれています


江戸時代からのウリ
江戸時代からのウリ posted by (C)ルンちゃん


でも絵の方はもっと黄色いですね。
写真のは青みがかっています。
マクワウリはいろいろと種類があるらしいので、
他にもあるのかもしれませんね。


金太郎マクワウリ
金太郎マクワウリ posted by (C)ルンちゃん


そしてこちらが、
金太郎マクワウリと呼ばれている
マクワウリです。


写真のふたつ、どちらが甘いのか
お店の人に聞いたところ、
金太郎マクワウリのほうが
甘いとのことでした。


たぶん昔からあったマクワウリを
改良して、もっと美味しくして
いったんでしょうね。


まあ、聞くより体験したほうがベストなので、
さっそく家に帰って、二つを食べ比べてみました。
さて結果は?  


食べてみた
食べてみた posted by (C)ルンちゃん


食べてみたら、
どちらもよく熟れていて、
そんなに味に差はなかったです。
どちらも美味しゅうございました


甘さが足りなくて「ご贈答品にならない」
と聞いていたので、本当に甘くなくて
美味しくないのかと思っていましたが、
予想に反して、甘くて美味しかったです。


確かに甘さがキツイかといえば
そんなではありませんけど、
プリンスメロンを食べていた世代には、
それと同じくらい(いえ、それ以上に)
甘くて美味しかったと思います。


ということで、今年のマクワウリの季節は
もうすぐ終わりますが、また来年も
機会があったら、買ってこようと思う
ルンちゃんでした


まだ先日買ってきたものが家にあるので、
江戸時代の人のように、マクワウリを
堪能したいと思います。


※『新板大江戸名物双六』の絵は
  国立国会図書館デジタルコレクションで見られます。
  http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1310566

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posted by ルンちゃん at 00:23| Comment(0) | ・新板大江戸名物双六 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする